IPAが「情報セキュリティ10大脅威 2019」を発表
 「企業を騙す」攻撃へ関心が高まる

2019年1月30日、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は「情報セキュリティ10大脅威 2019」を発表しました。
【組織】のランキングは以下の通りです。

順位 脅威内容
1位 標的型攻撃による被害
2位 ビジネスメール詐欺による被害
3位 ランサムウェアによる被害
4位 サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃の高まり
5位 内部不正による情報漏えい
6位 サービス妨害攻撃によるサービスの停止
7位 インターネットサービスからの個人情報の窃取
8位 IoT機器の脆弱性の顕在化
9位 脆弱性対策情報の公開に伴う悪用増加
10位 不注意による情報漏えい
※出典元:IPA『「情報セキュリティ10大脅威 2019」を決定』
     https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2019.html

標的型攻撃が4年連続の1位

2005年から問題となっている「標的型攻撃」が4年連続の1位です。
標的型攻撃には「ウイルスを含むメールを送りつける」「ウイルスをダウンロードするよう標的組織が利用するウェブサイトを改ざんする」等、様々な攻撃手段が存在することから、組織全体でのセキュリティ意識向上が必要不可欠です。

組織の人間を狙う「ビジネスメール詐欺」が2位に

昨年ランク外から3位に急上昇した「ビジネスメール詐欺」が今年は2位にランクインしました。

2018年8月27日には、日本語によるビジネスメール詐欺が発見されたとIPAから発表がありました。一見するとそのメールが「詐欺」であると気づけないような攻撃が増加しており、もはや他人事とは言えません。

◆攻撃方法等の解説は2月下旬発表
 IPAは、2019年2月下旬に「情報セキュリティ10大脅威 2019」の詳細を公表すると発表しています。当サイトでも、組織に対する脅威に焦点を当ててご案内いたします。


更新日:2019年02月01日

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